book 6 12月 2016 天上の音楽、仏の響き 仕事の合間にちょっとずつ読んでいるのだが、『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤征爾 x 村上春樹、新潮文庫)にこんな記述がある。本当に最初のほうの「始めに----小澤征爾さんと過ごした午後のひととき」という序章(といってよさそうな部分)のなか、村上春樹さんの筆による文章だ。 僕は素人だ… 続きを読む
book 14 10月 2016 ボブ・ディラン、ノーベル文学賞受賞 ノーベル文学賞受賞とは・・。通っていた大学で教鞭をとっていた片桐ユズルさんが訳を担当した『ボブ・ディラン全詩集』(晶文社)をキャンパス内の図書館で手にし、バンドを組んでいた僕は「こんな長い詞(詩)、覚えられへんわ」と感じた。あれ、「ライク・ア・ローリング・ストーン」だったかなぁ。… 続きを読む
book 22 6月 2016 耳で読む短編集 アマゾンの音声配信サービス「Audible」で、原田宗典さんの『旅の短篇集(春夏)』を楽しむ。朗読なので、目で読というより、耳で読むという感じ。1話1話は何文字くらいだろう。数えたわけではないがかなり短く、400字よりは長いと思うが、800字もない気がする。短いが、読後感はいい。 『旅の短… 続きを読む
book 30 5月 2016 下北沢の林家たい平さん、銀座の宮部みゆきさん 24時間TVのマラソンチャリティランナーに選ばれた、林家たい平さん。ずいぶん前のこと、下北沢のバーで、二つ目時代のたい平さんと偶然隣り合わせになり、飲みながらお話をさせていただいた。後日、銀座小劇場での独演会で観た、宮部みゆきさんの短編小説「ドルネシアにようこそ」をもとにした創作落語(一人芝居… 続きを読む
advertisement 27 5月 2016 32の坂と、32の物語 リクルートの住宅情報誌『都心に住む』で連載されていたショーとストーリーをまとめた書籍『坂の記憶』。これは、クリエイティブ・エージェンシー「TAGBOAT」の岡康道さんと麻生哲朗さんが順番に書いていたもので、同誌は月刊誌であるから、それぞれの打席は2カ月に1度巡ってきたという計算になる。と野球に… 続きを読む
book 26 5月 2016 面接の採否、何を基準に決まるのか 内田樹さんの著書『街場の教育論』(ミシマ社)にこんな記述がある。 何を基準に採否を決めるのか? 以前にある大手出版社の編集者四人とご飯を食べているときに、ちょうど就活シーズンでしたので、編集者たちに「みなさんはどういう基準で、面接のときの合否を決めているのか」と訊いたことがあります… 続きを読む
book 20 5月 2016 空席とは、いつも世間の逆にある 満員電車に乗り込んだって、空席を探すことなどできない。空席とは、いつも世間の逆にあるのだ。(『プレゼンの極意はマンガに学べ 人を動かす20の法則』三田紀房氏、講談社) 落ちこぼれの生徒が東大合格をめざす『ドラゴン桜』、学費が無料の中高一貫校を運営するための費用を株式運用などで賄おうとする(学… 続きを読む
book 3 5月 2016 「自分探し」と「インタビュー」 『右肩下がりの君たちへ』(ぴあ)という本で佐藤優さんと対談する古市憲寿さんが「自分探し」について「海外の島などに自分がいるとは思えない。それより、日本で自分を価値化するには、親や友人などに自分のことをインタビューするといい」といったことを話していて、と確かにそうかも、と感心した。 … 続きを読む
app 8 2月 2016 糸井さんの『小さいことばを歌う場所』に触発されて 糸井重里さんの『小さいことばを歌う場所』をオーディオブックで聴いていたら、こんなことを言いたくなった(自分に向けて、かもしれない)。世界を描きつくせ! 『小さいことばを歌う場所』 著者:糸井重里さん 発行:ほぼ日ブックス 『小さいことばを歌う場所』(Audible Audio Ed… 続きを読む
app 8 2月 2016 糸井重里さんの著書を聴く Audibleで朗読を聴いてみようと無料体験を試している。糸井重里さんの著書『小さいことばを歌う場所』がコンテンツに含まれていることに気づき、びっくりしつつ喜んでいたら、糸井さん本人もナレーションをしていることを知り、さらに驚く。イヤホンで音声を聴きながら、そうか、糸井さんは声もよかったんだな… 続きを読む