動物たちのラブソング

 

 
 洗濯物を干しながらラジオをつけていたら(正確にはiPhoneでラジコというアプリを使って聴いていた)、岡ノ谷一夫さんという方がゲストで呼ばれ、動物の言葉の研究について語っていた。

 岡ノ谷さんによれば、ジュウシマツをはじめ、さまざまな鳥やクジラなど、唄を歌うような生き物はいろいろいろいるが、そのほとんどは ラブソングだという。つまり、求愛の歌であり、求愛の言葉。

 そういえば、源氏物語に出てくる光源氏など、やんごとない男たちも歌を詠んでいたなぁ。現在でも、J-POPにしてもそうだけど、ヒットする曲は多くがラブソングだろう。

 ラブソングが多すぎることについて、僕は疑問に思ったことがあったけど、よく考えたらそれはそれでしょうがない、というか、そういうものなんですよね。男が求愛し、男が歌い、女がそれを選びとる。

 そういう流れは、動物の時代からというか、ずっとずっと太古から連綿と続いてきたもので、ちょっとやそっとで変わるものではないのだろう。

 柄にもないけど、僕も恋の歌をつくろうと思った。

 
 番組で紹介されていた、岡ノ谷一夫さんの『言葉はなぜ生まれたのか』(文藝春秋)もおもしろそうです。
 

 

Yasu
  • Yasu
  • デザイナーを経て、クリエイティブディレクター、コピーライター、ライターに。「ベースボール」代表。広告&Web企画・制作、インタビュー構成をはじめ『深川福々』で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」連載中。書籍企画・編集協力に『年がら年中長嶋茂雄』など。ラフスケッチ、サムネイル作成、撮影も。

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