月別: 2011年2月

小谷元彦ワールドに包まれる快感 art

小谷元彦ワールドに包まれる快感

       小谷元彦『幽体の知覚』(個展)に足を運んだ。会場は東京・六本木の森美術館。会期最終日の前日だったためか、午前10時過ぎなのにすでにかなりのお客さんが入っていた。  妻から、森美術館史上2番目の観客動員となっていると聞いていたからそのことに驚きはしなかったが、なぜそこまで入るのだろうと思…
泣きながら考えること book

泣きながら考えること

  『メイク・ ア・ウィッシュの大野さん』という本を図書館で読み、泣きそうになった。いや、ほとんど泣いていた。  難病の子どもたちの夢をかなえる、メイク・ ア・ウィッシュというボランティア団体と、子どもたち。そして、夢をかなえるための協力する人。  幼くしてこの世を去る子どもたちもいて、そのことと自…
野田秀樹の「ひつまぶし」 book

野田秀樹の「ひつまぶし」

   野田秀樹さんの『ひつまぶし』という本。野田節炸裂という感じでおもしろい。雑誌『AERA(アエラ)』での連載をまとめたものらしいが、のっけから「友情出演」を野田さん流のセンスでもって取り上げていて笑った。昔、新潮社の雑誌『03』で(たしか)連載していた『この人をほめよ』も傑作だったけど、それを彷…
I bike Korobimashita app

I bike Korobimashita

   Google TranslateというiPhoneアプリがいい、とTwitterに書いていた人がいたのでさっそくダウンロードして試してみた。  なるほど、わるくない。音声検索がおもしろい。 「ありがとうございます」は「Thank you」、 「ありがとう」は「Thanks」と英訳してくれ、 で…
メディア芸術祭とマンガパワー advertisement

メディア芸術祭とマンガパワー

     小1男子を連れて、足を運んだ2010年度(第14回)文化庁メディア芸術祭。息子がゲームのコーナーにへばり付いていたため(お父ちゃん、すぐそばにいてねと言われた)、あまりあちこちに見られなかった。  それでも途中、息子に「ざっとまわってくるから、このゲームのあたりにいてや」と言い残し、ひとり…
哲学する建築家、白井晟一 art

哲学する建築家、白井晟一

    一昨日、パナソニック電工汐留ミュージアムの『建築家白井晟一 精神と空間』展を訪れた。白井晟一(しらい せいいち)という建築家のことを僕は知らなかっただが、人にすすめられて行ってみたら、これが思いのほか、よかった。  白井晟一さんは30年近く前に亡くなったいる。なぜこのタイミングで展覧会を行っ…