飴屋法水さんの公演「教室」
2014-08-02
まだ公演が終わっていないし、ネタバレはよくないと思うので、公演に関する詳細は書かないことにする。そこで内容というより、飴屋法水さんが舞台に取り組む姿勢のようなものについて記載する(あくまで私見というか、私の感想のようなものだが)。
飴屋さんの舞台は、どこまでが本当でどこまでが嘘なのかわからず、ノンフィクションとフィクションについて考えさせられた。あるいは、私小説のような私芝居といえばいいのか。
身を削って作品にしている、そのことの凄みを感じた。身を削るということでいえば、エッセイやコミックエッセイなどもそうなのだが。
恥ずかしい部分も含め、さらけ出す、観客の前で全裸になるような、そのような決意を自分は(お前は)持つことができるのか、とそんな問いを突きつけられたようにも感じた。下品なたとえだが、お尻の穴まで観客に見せるような、そんな勇気といおうか(飴屋さんの舞台でそのような場面があったというわけではない)。
ものづくりについて、あらためて考えてみようという気になった。
写真は、入場整理券として使われていたトランプです。
SNAC パフォーマンス・シリーズ2014 vol.3
飴屋法水『教室』
作・演出:飴屋法水
出演:くるみ、コロスケ、飴屋法水