ピッチャー視点とバッター視点

 
 朝日新聞xテレビ朝日の高校野球サイト「バーチャル高校野球」。このサイトは生中継の映像が見られてありがたい。このサイト、中継画像の切り換えができ、通常の「中継画像」以外に「ピッチャー視点」と「バッター視点」がある。

 これを見ていて思い出すのは、昔のテレビ中継。最近のテレビ中継はたいてい、投手の後方から撮影されるセンターカメラからの映像だったが、昔はバックネット裏からの映像も多くあり、そのほうが打者の視点に近く、つまり球速がわかりやすいように感じていた。どちらか一方がいいということでないが、センターのバックスクーンあたりからの映像も、バックネット裏からの映像もどちらも良い部分があり、一長一短だろう。
 
 で、今回の「バーチャル高校野球」は映像の切り換えができてありがたいのだが、「ピッチャー視点」は打者からピッチャーを見ているような映像、「バッター視点」はピッチャーからバッターを見ているような映像になっている。これ、言葉との合致という意味でいうと逆ではないだろうか。
 

 

Yasu
  • Yasu
  • デザイナーを経て、クリエイティブディレクター、コピーライター、ライターに。「ベースボール」代表。広告&Web企画・制作、インタビュー構成をはじめ『深川福々』で4コマ漫画「鬼平太生半可帳」連載中。書籍企画・編集協力に『年がら年中長嶋茂雄』など。ラフスケッチ、サムネイル作成、撮影も。