重松清『ビタミンF』の表紙の場所

重松清さんの『ビタミンF』(新潮文庫)を読んでいたら、グッと来る箇所がいくつもあった。重松さんの文章が上手なのはもちろんだが、それだけでなく、まったくの他人事のようにも思えないのは、自分が歳をとったり、自分に子どもがいたりするからだろうか。どの登場人物も屈託なく暮らしているわけでなく、悩みを抱え、不満とともに生きている。しかし読後、希望も感じさせてくれる。

実は、小説の内容以外にも「あっ」と思ったことがあり、それは表紙を撮影された場所に見覚えがあること。「もしかしたらあの場所かな」と、インターネットで検索してみたら、やはりあの場所だった。

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