学生漫画家、東京でカンヅメに comic

学生漫画家、東京でカンヅメに

 タナカカツキ著の『マンガ サ道 マンガで読むサウナ道(3)』を読んで、このブログを1回書いたが、書き忘れたことがあって、また筆を取ることにした。あ、「筆を取る」と書いたが、実際は筆でも万年筆でもボールペンでもシャープペンシルでもなく、アップルのノートブックで書いているのだが。  で、今回取りあげた…
『サ道』で、ととのいたい comic

『サ道』で、ととのいたい

 タナカカツキによる漫画『サ道』を読んだ。「サ道」と書いて「サドウ」と読む。この漫画、私は以前にも読んだことがあるのだが、最近、あらためて読んだ。あらためて、と書いたが、以前に読んだものを再読したわけではない。最近、私が読んだのは以前のものの続編ということになるのだろうか(厳密な意味で、続編といえる…
村上春樹とヤクルト・スワローズ詩集について noncategory

村上春樹とヤクルト・スワローズ詩集について

雑誌『文學界』の「ヤクルト・スワローズ詩集」を読んだ。 これは、村上春樹さんがデビューからまだ間もない頃に自費出版した「ヤクルト・スワローズ詩集」に掲載した詩を紹介するとともに、その詩集に収められなかった、「ヤクルト・スワローズ詩集」刊行後に書かれた詩も掲載。 詩を載せるだけではなく、村上さんによる…
腓腹筋(ひふくきん)部分断裂 football

腓腹筋(ひふくきん)部分断裂

   大晦日の朝、息子とサッカーボールを蹴っていた。数十メートル先の息子に向けて、右足のインステップ(右足の甲から少し爪先にかけてのあたり)で強めにボールを蹴った瞬間、右ふくらはぎのあたりでブチッという音がしたというか、思いっきり投げた小石が右ふくらはぎに当たったような気がした。  以来、左右均等に…
医師とUFOキャッチャー noncategory

医師とUFOキャッチャー

   胃の内視鏡検査を受けた。検査後、自分の胃の画像を見ながら、何か見つかって内視鏡で手術をするとなった場合、縫合も患部に直接触れずにやるんですよね、と私が聞くと、「そうですね、私がやるわけじゃないですけど」とのこと。 「やっぱり、手先が器用なんでしょうね、映像を見ながら縫合をしたりするのは。手先が…
苦汁100%と苦汁200%と book

苦汁100%と苦汁200%と

   尾崎世界観さんのエッセイ(日記といったほうがいいのかな)『苦汁100%』『苦汁200%』と、同じく尾崎さんの小説『祐介』を図書館で借りる。尾崎さんの文章がよく、次へ次へ、と読みたくなる。日記をまとめた書籍としては、この感じは僕のなかでは、高橋源一郎さん以来かもしれない。  …
動画編集について movie

動画編集について

 簡単なインタビュー動画のようなものを編集していて思った。インタビューや話そのものが面白ければ、編集は特別なことをせず、ただたんに「つなぐ」だけで十分なのではないか、と。      …
蓮沼執太「 〜 ing」で想い出される音やこと art

蓮沼執太「 〜 ing」で想い出される音やこと

   本当はすぐに書こうと思っていたのに、資生堂ギャラリーで行われている、蓮沼執太「 〜 ing≈」(カライング、と読ませたいとのこと)展のブロガー向け鑑賞イベントからすでに1週間以上たってしまった。これだけ時間がかかってしまったのは、少々バタバタしていたこと以外に、どう書こうか思いあぐねていたこと…
絵心を刺激する、池波正太郎の一筆箋 illustration

絵心を刺激する、池波正太郎の一筆箋

   以前にも何度か求めたことがあるのだが、また手にとってみたくなって、浅草の池波正太郎記念文庫へ出かけた。池波正太郎が描いた絵を用いた一筆箋。税込みで1冊300円。ページ数というか、何枚あるか数えてみたら30枚(ここに書くので数えてみた)。  表紙の大きな絵と、一筆箋の中身の絵。「コハダ鮨売り」と…