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毎日が、楽しくってしょうがない。クスールの新年会に行ってきた。 クスールは、ウェブ制作をしたり、ウェブ関連イベントを行うほか、 Flash(フラッシュ)の技術を教えたりもしている会社。 Flashというのは、知っている人も多いと思うけど、 ウィキペディアの「Adobe(アドビ)Flash」という項目によると 「マウスの動きに合わせてアニメーションしたり、 音を鳴らしたり、インタラクティブなウェブサイトを作成する のに向いている」というもの。 ウェブサイト上で、絵や図形、写真などを動かすための ソフトウェアといえばいいのかな。 そのFlashを使ってウェブサイトを制作する会社はたくさんあるけど、 Flashの技術を教えることにも力を入れている会社は、 あまり多くないと思う。 代表の松村慎さん誘われ、成人式の前日、 クスールの新年会に参加した。 場所は、中目黒にあるie(イエ)というカフェ&ワインバー。 ![]() 僕が到着したのは、スタート時間の19時過ぎで、 人はまだパラパラそれほど多くなかったけど、 しだいに増え、出席者は80名くらいになったのではないだろうか。 クスールのメンバーの人は、ほとんど知っているんだけど、 みんな人柄がよくて、あれは何なのだろう。 松村さんの「やらかい感じ」が伝染しているのか、 それとも、人にものを教えることもしている 人たちだから、人当たりがいいのか。 クスールのウェブサイトには、 「クスールはアドビ認定のトレーニングセンターです」と 書かれているくらいなので、技術の高さも知識の深さも 折り紙付きだと思うけど、「人間的にいい人」が 集まっているというのが、僕の印象。 ![]() 新年会に来ていた人たちに話を聞いてみると、 「他の学校も検討したけど、クスールはものづくりに 力を置いている感じがして。 教材のテキストをなぞるだけでなく、 授業の中で何かをつくってみよう、というのがよかったです」 という女性がいた。 「ネットでいくつも調べ、授業の見学にも行って クスールに決めました」という男性もいた。 「死ぬ気でクスールで、死にそうになりました」 と笑う男性もいたので、どういうことかと聞いたら、 クスールの授業は初級者〜中級者向けが「ほんきでクスール」、 中級者向けの「もっとほんきでクスール」があり、 「死ぬ気でクスール」は1期だけ行われた、 伝説の上級者クラスだという。 そのクラスのことを知りもしないのに、 「死ぬ気でクスールって、 うさぎ跳びとか、めっちゃハードなんですよね」と 僕が言うと、Flashデベロッパーのトミーさん(富川真也さん)は、 「そうそう。ウェブの仕事は体力勝負のとこがありますしね」 と切り返してくれた。 トミーさんは、クスールのスタッフではないけれど、 昨年、「死ぬ気」クラスを教えていたという。 ![]() 最後にもうひとり、ふれておく。 堤修一さんとは、約1年ぶりにお会いしたのだが、 仕事について伺うと日々、充実しているとのこと。 堤さんは、某電機メーカーで画像処理に関する 仕事をしていたのだが、インターネットなどを通じて ウェブの仕事に興味を持ち、鎌倉に本社のある 面白法人カヤックに転職。 最初に採用試験を受けたときは ウェブ制作の実務経験がなかったこともあり、 合格とはならなかった。しかし、堤さんの意志は固く、 某電機メーカーでの勤務を続けながら、週末にクスールへ通い、 天気APIコンテスト大賞を獲得。 受賞後に再チャレンジし、見事、プログラマーとして採用。 二次会の大衆居酒屋で聞いた、 堤さんの言葉が忘れられない。 「タダでもやりたいくらいのことをやって、 いや、お金を払ってでもやりたいくらいのことをやって、 お金をいただけるんだから、毎日が楽しくしょうがないんです」 きっと、カヤックの業務がよっぽど合っているのだろう。 クスールに通って、人生を方向転換した堤さん。 仕事との関係が、ひとつの理想だと思う。 ![]() (大倉恭弘 / 11-01-17) |
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published : May 2, 2009 |